KINDWARE
KINDWAREの伝統

時を超えて受け継がれる 究極の一針

KINDWAREは、伝統と革新のバランスを取りながら、日本の高級服飾文化において大きな足跡を残してまいりました。

革新の歩み

伝統に安住することなく、カインドウェアは常に時代のニーズに即した革新を続けてきました。第二次世界大戦後の復興期には、いち早く人々の洋装への憧れに応え、日本におけるフォーマルウェア文化の普及と冠婚葬祭の装いのルール確立に貢献しました。高度経済成長期になると、ビジネススーツが日本中で定着し始めます。カインドウェアは格式ばかりでなく日常にふさわしいスーツ作りへとシフトし、働く人々が自信を持てる洗練された一着を提供していきます。

また、伝統技術と最新テクノロジーによるものづくりにも余念がありません。栃木県那須の自社工房では、90名を超える熟練の職人たちが在籍し、半世紀にわたり技を磨き続ける者もいます。一着のスーツに実に600以上もの工程を費やし、各工程で入念にプレスを重ねることで、生地に立体的な表情と着心地の良さを与えています。こうした徹底した作り込みによって仕立てられたスーツは30年以上経っても型崩れせず、首元に吸い付くようなフィット感と軽やかな着心地を保ち続けます。

イントロダクション

その一針一針には、創業から今日まで受け継がれてきた温かな思いやりと匠の誇りが宿っています。古き良き技術と新たな挑戦心を紡ぎ合わせ、生み出される一着一着が着る人の人生に寄り添い、自信と安らぎを与えてきました。

創業の背景

1894年、日本で洋装文化が芽生え始めた黎明期に東京・日本橋でカインドウェアの前身である渡喜商店が創業しました。創業者・初代渡邊喜之助は「真心を紡ぐ一着」を理念に掲げ、一着の服にも真心を込めることを何より大切にしていました。その理念のもと、当時まだ珍しかった本格的なテーラリング技術をいち早く確立し、日本人の体型や美意識に合う洋服づくりを追求。洋装文化草創期の日本において、高い技術力とお客様への真摯な姿勢で信頼を築き上げ、テーラー界の草分け的存在へと成長していきます。

伝統の深化

幾年代を経て、カインドウェアは伝統にさらに磨きをかけていきます。その卓越した仕立て技術は国内で高く評価され、宮内庁御用達のテーラーにも選ばれる実績を残しました。1968年、新皇居落成の儀式で公式礼装の仕立てを任されるなど、格式ある場で信頼を得たことはブランドの誇りです。職人たちは「一針入魂」の想いで一着ごとに魂を込め、日本の職人技ならではの緻密さと丁寧さで仕立て上げています。さらに1970年代には、英国サヴィル・ロウの名門テーラー「ハンツマン」との提携を果たし、ヨーロッパ伝統のエッセンスを日本に取り入れることに成功しました。英国王室御用達でもあるハンツマンとの協業は、世界最高峰のテーラリング技術と美学を融合させ、カインドウェアのスーツづくりに新たな深みを与えています。

未来へ続くKINDWARE

カインドウェアの社名に込められた「思いやりの心」は、これからも次世代のテーラーたちへと紡がれていきます。先人たちが培ってきたクラフツマンシップとお客様への真心は、新たな世代の職人たちへ受け継がれ、さらに磨かれていくでしょう。国内に留まらず海外への展開にも力を入れており、実際にパリの展示会への出展や多言語対応のオンラインショップ開設などを通じて、世界中の紳士淑女にKINDWAREクオリティをお届けしています。

環境に配慮したサステナブルな取り組みにも積極的で、厳選した素材と一生ものの品質により、長く愛用できるスーツを提供することでファッション業界の持続可能性にも貢献しています。伝統を守りながらも未来志向で歩み続けるその姿勢は、多くの支持を集めています。

「100年後も愛されるラグジュアリーテーラー」を目指して、創業から約130年を経た今も、カインドウェアは飽くなき探究心とお客様への思いやりを胸に、新たな歴史の一頁を紡ぎ続けています。これから先の未来も、一針ごとの真心と共に、お客様に寄り添う至高の一着を届けていきます。

あなただけの一着を、KINDWAREで

130年の歴史が紡ぐ、唯一無二のオーダーメイド体験をご堪能ください。